目次
むくみダイアリーとは?
むくみケアラボ 校長
サン・ティトルアカデミー 代表取締役 校長
美容スペシャリストの猪越が、むくみをテーマに本メディアを立ち上げたなかで、自身の生活を振り返るとともに、そのときの天候や生活行動によって、どのようにむくみを対策しているのかを記録したものです。
毎週更新のコンテンツとなっておりますので、是非ご参考になさってください。
7/13(月)曇り/雨 26℃/18℃ 湿度86%
久しぶりのボディ技術研修を実施した。今日の受講生はキャリア10年以上のベテランスタッフで飲み込みが早くスムーズに進行。ただし、どんな経験者であっても同じところで躓く。手順を覚えたり動きを習得するのは早いのだが、触れ方や方向の癖は用意には抜けない。苦戦するポイントもよく分かる。なぜなら、難易度の高いテクニックやパフォーマンス性の高い行程をどうしても熱心に練習してしまい、基本的な触れ方や方向、距離という部分に意識が届かなくなってしまう。キャリアの長い方こそ、この部分の修正は難しい。
きちんと被写体の形を手で再現しないと微小循環はダダ漏れしてしまい効果が出ない。
方向を間違えればパンパンに浮腫んだ作品が完成してしまう。
1回の練習で習得できるわけではなく、気づいたことを明日からの接客で地道に実践して身につけるしか無い。そして、自身のボディケアの時間も大切な練習時間。きちんと形通りに大切に触れる、長い距離を意識してなじませる。これも大切な練習。
あ〜、もっと上手くなりたい!つくづく感じてしまった。
7/14(火)曇り 24℃/20℃ 湿度82%
今日は、はじめて“オンラインヨガ”というものをやってみた!
講座のタイトルが【もう浮腫まない】だったので、これはチャレンジするしかないと決心。とてつもなく体が固いので今まで手を出したことがない分野だが、オンラインなら無様な姿を見られる心配はないし、羞恥心よりも他分野での浮腫へのアプローチ方法を学ぶほうが大切。45分は初心者には長かったが、とても参考になりました。
重要ポイントは、やはりトリートメントの優先ポイントと同じでした。
・膝下リンパ節、鼠径リンパ節を徹底的にアプローチ
・ふくらはぎ、太もも裏、股関節を重点的にストレッチ
・軽くふくらはぎのマッサージ
せっかく少しは覚えたので、毎日少し取り入れてみようかな?と思うのですが、なんせ関節の可動域を奪われた無残な生き物のような姿に果たして耐えられるだろうか…
誰も見ていないとはいえ自分の無様な姿に落ち込むだろうが、続けてみようかな。
7/15(水)雨 22℃/18℃ 湿度87%
今日のような霧雨のようななんともはっきりしない天気の日が私の場合辛い。
肌寒いくらいの気温にも関わらず更年期のホットフラッシュのせいで一人汗まみれ…
またヘルニアを思い出させるような鈍痛、そして右肩の関節唇の炎症までも再発。この、肩関節唇の痛みまで出てしまうと、流石に対処の方法も絞られる。なぜなら、痛みで腕を自由に動かせないため、マッサージも出来ない。そんなときは直接アプローチせずに反射区を活用するのが一番。足の甲には肩周り〜上半身のリンパ管の反射区があるため、そこを徹底的にほぐす。かなり(ほぼ強烈に)痛い、でも我慢して丁寧にほぐすと不思議と肩の痛みが和らぐ。
次にヘルニアの残像のような痛みには臀部のストレッチが私には最適な方法なので、それも実践。
それにしても、これから梅雨や台風時期などの気圧変動の季節は毎年こうやって古傷たちと付き合っていかなければならないのかと、つくづく実感。痛み始めた体と付き合っていくためにももっと知識を高めていく必要があるな〜などと考えた日でした。
7/16(木)雲り 25℃/17℃ 湿度83%
今日は終日ボディトリートメントの技術練習。
前半は新人指導で半日うつ伏せ…体が限界だった。
しかし、後半はベテランスタッフたちと既存のトリートメント内容の改良作業で、機器の使用方法のアップデートや細かい手技の見直しなどで、楽しい時間だった。
やはり、キャリアの長い者同士の練習ともなるとみんな視点がプロなので、何気ない動きの中で的確な体の分析が入る。「あ〜このふくらはぎの筋肉の硬直と膝の屈曲はヒール脚の特徴だね」とか、「頬杖をつく癖があるから胸鎖乳突筋のバランスが悪いね」など、無意識に分析してしまう。
何気ない日常の癖で筋肉に変な癖をつけてしまい、姿勢が歪んでいる人はとても多い。私もその歪みの矯正に毎日ストレッチポールに乗っているが、浮腫みと同じでその日の歪みをその日に可能な限りリセットすると疲れも溜まりにくい。きれいなボディラインにとって筋肉と浮腫みのメンテナンスはとても大切なので、今日もしっかりメンテナンスをしよう!
7/17(金)雨 21℃/18℃ 湿度87%
今朝起きたら体の前側が酷く筋肉痛。大胸筋、腹筋がとにかく激痛が…
そうか、昨日の長時間の技術練習中のモデルのせいだ。研修モデルの時間は仰向けの状態で動きをチェックするために終始半身を起こした状態で見ているため、翌日は必ず筋肉痛になるんだった。忘れていたこの感覚、でも久しぶりの研修後の筋肉痛は心地よい。
でも、今夜は合気道のお稽古。動けるだろうか…
心配しながらお稽古に行ったが、やはり多少の筋肉痛には軽い運動効果的なのだと実感。
さっきまでの大胸筋と腹筋の痛みが取れている。
しかしここでまた問題が。“軽い運動”が筋肉痛に効果的なことは知っていた。私が軽くお稽古できるわけがなく、いつものように滝汗で限界に挑戦のような練習。先生に「少し休憩してください」と、いつも通り注意されてしまう。
ボディケアをいつもとメニューを変えて、全身にO2クラフトオイル(運動後に使用するアスリートも多い)とファイテンのメタックスローションをビシャビシャに馴染ませる。
さあ、明日の体の状態が楽しみだ。
7/18(土)雨 /曇り 23℃/19℃ 湿度86%
昨夜出来る限りのケアをしたのに、やはり壮絶な筋肉痛が出てしまった。
上半身、特に胸元や肩、首など顔周りの筋肉痛がひどいため、顔の浮腫みもいつもよりひどい状態で目が重い。
しかし、合気道を始めたばかりの頃よりは確実に軽度な筋肉痛になってきた。
今日3年ぶりに過去の教え子に合った際も「トレーナー、なんか筋肉質になって体型変わってませんか?」と、気がついて貰えたぐらいなので!
そもそも筋肉痛になるのは筋肉が無いから、ということはもっとトレーニングを増やして筋肉をつければ毎回の筋肉痛に悩まされることもないはず。
ストレッチや体感トレーニングはほぼ毎日行っているが、筋トレはあまり行っていない。
ということで、明日からは筋トレも毎日のメニューに加えようと思う。
正しく行うためにも“筋肉”“骨格”“運動生理学”の復習から始めることにしよう!
7/18(日)晴れ 30℃/21℃ 湿度81%
二日酔いにもめげず、珍しく午前中から外出。久しぶりに天気も良く、気温も高い1日。
こう暑い日は滅多に履かないロングスカート、下半身がスカスカで涼しいかなと思ったので。街中でホットフラッシュで汗だくになるのを恐れて、ストッキングを履いていかなかった。しかし、想定内の大失敗…ランチを終える頃には自分の足とは思えないほど重だるくパンパンに浮腫んでいる。足の甲や指までもっさりと厚ぼったく、痛いぐらい。
我慢できず、途中でストッキングを購入し着用。
素足でいるよりも何故か涼しく感じ、不必要に出てくる汗もお腹周りでしっかりキャッチされているので、気にならない。上半身の汗も素足のときと比べて全く変化なし。
やっぱり、きちんとストッキングを履いてくるべきだったと反省。
基本的に、私は真夏でも必ずストッキングを履いています。適度に締め付けが合ったほうが足の疲れを感じにくく、浮腫みも出にくい。
帰宅後は一切浮腫みなし。
これから来る猛暑、きちんとストッキングを着用して生活しなければと反省した1日でした。
むくみケアラボ 校長
サン・ティトル ビューティーアカデミー校長
サン・ティトル株式会社代表取締役 Chief Beauty Officer ビューティースペシャリスト
一般社団法人日本エステティック協会 正会員
日本コンディショニング協会 コンディショニングインストラクター
猪越理恵のご紹介
トータル25年間エステ業界に携わっており、製品知識・独自のトリートメントメソッドのコーチングキャリアが17年以上ある、美容のスペシャリスト。美容スクールの校長を歴任し、カリキュラム作成から座学・実技双方の教鞭を自らとり、これまで講演・講義を含めて5,000人以上の人材育成に従事。
法人への教育プログラムの提供や美容新規事業のコンサルティング・実務指導、サロン開発支援、マーケティング支援なども積極的に行なっており、支援した法人・美容事業の業績向上はもとより、指導者・コンサルトとしての信頼も厚い。
テレビ東京系列「なないろ日和!」にて「美容番長」「スキンケアの達人」として出演中(不定期)。歯に衣着せぬ率直な美容アドバイスが視聴者や出演者の方々に好評。
むくみケアラボについて
むくみケアラボとは、人間がだれしももつ身体のメカニズムである「浮腫み・むくみ」について、美容指導歴17年の美容プロフェッショナル猪越とともに研究し、その予防や対策・ケアを美容生理的見地から学ぶメディアです。
これまでの猪越の知見を是非ご覧頂き、あしたの貴方のむくみケアと美容にお役立てください。